【FIXERはたらくひと図鑑】 技術×挑戦心×顧客視点 GaiXer開発リーダーが描く“全方位”成長戦略
2025-09-10
azblob://2025/09/10/eyecatch/2025-09-12-growth-strategy-envisioned-by-the- development-leader-000.jpg

みなさんこんにちは!                         

社内のはたらくひとにフォーカスする企画                         
✨はたらくひと図鑑インタビュー✨                         
今回はGaiXer開発担当エンジニアの萬木さんにお話を伺ってきました!       

エンジニアとしてのこれまでの歩みや、リーダーとして目指す先など✨エンジニア必見✨の内容となっています。       
ぜひ最後までご覧ください!   

プロフィール!

Q1,キャリアの歩みと現在の役割 

---これまで担当したプロジェクトやポジションの変遷など教えてください!       

萬木:       
入社して初めて携わったプロジェクトはテレビCMの広告枠を販売するオンラインシステムの開発に開発者として携わりました。       
1年目の後半くらいから、これは技術検証に近いですがブロックチェーンを使った地域通貨開発に開発者として参加しました。       

その後、初めて開発者ではなくマネジメントに近い立場でLINEの公式アカウントの運営プラットフォームの運用保守(*1)を担当し、お客様とのコミュニケーションや新規機能開発などに携わりました。       
この他に幾つかのプロジェクトのヘルプ対応など経験して現在はGaiXerの開発マネジメントを担当しています。       

*1)以降、LINE公式アカウントの運用保守と記載します       

--- LINE公式アカウントの運用保守でマネジメントに携わりはじめたのは入社してからどのくらいだったんですか?       

萬木:       
2年目の後半くらいからですね。       
その時は上長にサポートしていただきながらお客様との会議に出席したり、要望を元に設計したりしました。       
初めて後輩が下に付いたのもこの頃で、後輩にどういうものを開発すればいいのかの指示やアサイン、作業のヘルプなども行っていました。       

---え!かなり早い時期ですね!       
先日インタビューした2025 Japan AWS Top Engineersを受賞した山村さんも早くからリーダーを任されていたそうなので、若手エンジニアの早くからの抜擢やチャレンジの勢いを実感しますね!       

では、現在の業務内容とミッションを教えてください!       

萬木:       
現在はGaiXerのプロダクト開発をする中で、       
◾️スプリント計画(いつ/誰が/何を/どう作るかの計画)を立てる       
◾️スプリント内で行うバックログ(実装や検証などの作業タスク)を担当するメンバーのアサイン       
◾️進捗管理       
◾️設計書や仕様書などいわゆる上流工程にあたる部分のレビューやアドバイス       
などを担当しています。       

ミッションとしては       
『お客様の業務課題を生成AIの最新技術を使って解決していくこと』ですね。        

 

Q2,プロジェクトや技術のこと 

---これまで多くのプロジェクトに携わってきて、その中でも特に印象に残っていることはありますか?       

萬木:       
印象に残っているというとやはり初めてマネジメントとして携わったLINE公式アカウントの運用保守ですね。       

---どんなことがあったんですか?       

萬木:       
プロジェクトとしては別の担当者から引き継いだもので、その引き継ぎから1ヶ月も経たないうちに障害が発生したんです。       

そこで初めてお客様ありきでの障害発生・対応・報告をしたので、当然ですけど「お客様に提供しているサービスなんだな」と強く実感しました。       
色々と経験できたなというところで特に印象に残っています。       

---確かに開発現場で作業している時には経験できない側面ですね😱       

萬木:       
すごくドキドキしました😅       
それまでの業務はお客様に提供する前段階の機能開発に留まっていたので、初めて「いつ」「どういう障害が発生して」「どこにどんな影響があったのか」「リカバリー策は何か」など、まだまだ自分の中で考えが至らないことがたくさんあるということに気づくきっかけになりました。       

---なるほど!萬木さんの成長ポイントだったんですね!       

萬木:       
そうですね。       
やはり「見る視点」というか、自分たちの開発したものが本当にお客様に使われて、それがどんな影響をするのかを実感した一つの大きなポイントだったと思います。       

---では、「これは我ながら頑張った!」と思う事例はありますか?       

萬木:       
頑張ったことも LINE公式アカウントの運用保守ですね。       
お客様からの「こういう機能が欲しい」という要望を元に設計書に落とし込んで、チームのメンバーをアサインし作りきって納品し、お客様に実際に使っていただく、というところまで持っていけたことが初めてだったこともあり頑張ったなと思います。       
 

Q3,失敗と学び、こっそり教えてください! 

---入社して今までで最も苦戦したエピソードを教えてください!       

萬木:       
これも LINE公式アカウントの運用保守ですね。       

---萬木さんの全てはここから始まった感ありますね…!どんなことがあったんですか?       

萬木:       
LINEには公式アカウントに登録しているユーザーにメッセージを一斉配信できるの機能があるんですが、一部のユーザーに一斉配信のメッセージが届かないという障害が起きてしまったことです。       

障害が起きる度に原因調査や対策を試行錯誤して、改善できたと思ったらまた新たに障害が発生して、という繰り返しでお客様との信頼関係にもヒビが入ってしまいました。       

---かなり大きな障害事案ですね。どうやって解決したんですか?       

萬木:       
当時は自分が初めて先輩という立ち位置かつ、後輩は数名しかいないプロジェクトで自分たちで解決しよう、という動きをしていました。       

そこに上長から「自分たちで解決しようとするのも大切だけど、解決するにはどうすればいいかを他のチームや他の領域に頼って聞いてみたら?」というアドバイスをもらいました。       

それまでは携わってきたプロジェクト的に、他の領域の先輩に頼る、という発想がなかったのですが、上長の言葉がきっかけで、他の領域の先輩に相談しやすくなり、ようやく根本原因を見つけてちゃんと対策を打てました。       

---ズバリ、この失敗からの学びはどんなことがありましたか?       

萬木:       
他の領域の先輩に頼っていいんだ、というのは思考的に一つ開けましたね。       

あと、先輩からのアドバイスは今まで自分が取り入れてこなかった分野や技術なので、そういったものをキャッチアップするという点でも良い学びになったと思います。       

また、現在のGaiXerの立ち位置的に単純に開発のマネジメントだけじゃなく、プロダクトの売上や、プロダクトをより魅力的なものにするために、プロダクトの方向性や開発計画をCXのメンバーや営業チームとも交流し共有しているので、そういったところでも柔軟に対応できているかなと思います。       

---他の領域と積極的なコミュニケーションは、頼ったり頼られたりと仕事が円滑にできるようになりますよね!       

 

Q4,チームビルディングとリーダーシップ 

---ここからは萬木さんのリーダーの姿に注目していきたいと思います!       
まずはチーム構成を教えてください!       

萬木:       
チームとしてはワンチームで動いています。       
上長が1人いて、開発メンバーが10人強、それぞれが固定で機能開発をしているというよりはバックログの規模によって流動的にメンバーをアサインして開発・機能改修を行っているのが現在のチーム体制です。       

---チームにはどんな特色がありますか?       

萬木:       
結構粒揃いで個性が強いです😁       
私より技術力があるエンジニアもいますし、逆にビジネス的な視点で物事を捉えることができるエンジニアもいて、成長が期待できるいいメンバーが揃っていると思います。       

---成長が期待できる、ということはメンバー的には若手が多いんですか?       

萬木:       
そうですね、2-3年目の若手が多いですね。フレッシュです☺️       

---ではリーダーとてして萬木さんがそのみなさんを引っ張っているんですね。       

萬木:       
リーダーとしては同じ位置付けに私の同期2名もいて、その2名が技術的な部分を引っ張っていってくれています。       

---そうなんですね!萬木さんがチーム全体の開発計画や進捗を管理して、技術的な面はそのお2人が管理されている、という分担とバランスの取れたチームなんですね!チーム全体の雰囲気はどうですか?       

萬木:       
お互いに意見を出しやすいオープンな環境かなと思います。       
チームの拠点としては東京と四日市で分かれているんですが、固定カメラで繋いでいるのでいつでも会話できる状態で業務をしています。       

---それなら拠点が分かれているから話しにくい、みたいなことはなさそうですね!萬木さんは東京本社所属ですが、チームの東京組とはご飯などは行かれるんですか?       

萬木:       
それがあまりできていなくて…       

---え?そうなんですか?       

萬木:       
FIXERは高専卒が多いので、大学院卒の私とはちょっと年が離れているので気を遣わせてしまうかもなと思って躊躇しています。       

---確かに🫢やっとお酒が飲める年齢なんだ!みたいな社員もいますもんね       

萬木:       
だからこそいろいろな感性や意見が聞けるところはFIXERの良さでもあります。       

---仕事をする上では年齢の壁というか、上下関係はあまりないですか?       

萬木:       
んん…🤔       

---あれ?結構そこは厳しめですか?       

萬木:       
いやいや、よくよく考えたら仕事上はないな、と思いまして。そこは気にせず会話できていると思います。       

---後輩のみなさん〜〜!萬木さんとご飯いきたい方は積極的に挙手していきましょう〜〜!!  


---リーダーとしてチーム内のコミュニケーションで心掛けていることはありますか?       

萬木:       
直接の会話や会議でのコミュニケーションの場合だと、基本的には私が報告を受ける/相談を受けるという立場が多いので、その際には相手の相談や報告内容を一旦全て聞いてから、私の意見や返答をするように心掛けています。       

<意見や相談をしている時に途中で遮られて相手から意見を言われてしまう>というのは、私が以前やっていたり、逆に私がされていたことなんですが、相談している側からすると「否定された」「途中で止められてしまった」などマイナスな気持ちになってしまうんですよね。       

なので、相手の意見や考えを全て聞いた上で回答するようにしています。       

---わかります!けどやろうと思うと結構大変ですよね…😅自分では聞いてるつもりだけどどこかで遮っちゃったりしてるかもって       

萬木:       
そうですね。       
相手が本当に聞きたいことや求めているフィードバックは、相手の主張を全部聞いてからじゃないとわからないなと度々思うので、全部が全部できているかと言われると難しいですが、心掛けていきたいと思っています。       

---では、メンバーの成長を促すために実践している具体的な取り組みは何かありますか?       

萬木:       
できるだけその人が挑戦していることを遮らないようにする、というくらいですかね。       

と言うのも、プロジェクトの環境的にもそれぞれが自主的にやっていかないとプロダクトは成長しないので、自ずとみんなそれをわかっていて成長していってくれているかなと思います。       

「もうそんなことできるようになったの?」みたいなこともあって、みんながしっかりと自主性を持って頑張ってくれています。       

---それも萬木さんや他のリーダーの背中を見てそれぞれが感じ取っているものがあるのかもしれませんね!       
では、リーダーとして「これは想定外だった」と感じた場面や学びは何かありますか?         

萬木:       
メンバーにタスクをアサインして機能開発や改修リリースを行なっていくという立場になって、私が「十分に説明して依頼した」と思っていても、実は完成間近になってレビューや状況を確認すると思っていたものと違うものが出てきたみたいな、「これちゃんと説明できてたかな?」と思うような想定外のことは多々ありました。       

これは特定のプロジェクト・特定の人との間に起こるかと言われるとそうではなくて、私自身のコミュニケーション不足や、言葉の捉え方が人によって違うというところで起きてしまった、という感じです。       

---そういうときはどうやってフォローするんですか?       

萬木       
状況にもよりますが、私自身が手を動かしてフォローする時もありますし、他のメンバーに入ってもらって期限に間に合うように対応してもらったこともあります。       

あとは、同じことが起きないように「どのあたりがわからなかったのか」「私が伝え漏らした情報があるか」など聞いて対応していくという感じです。       

---フォローに加えて次回の対策まで👏 理想のリーダー像🥺「ちゃんと言ったじゃん!!」ではなくて「自分が何か抜けてたのかな」とまずは自分に矢印を向けるんですね       

萬木:       
焦っている時や本当にまずい状況のときは、全くそういう気持ちや言葉が出てこないか、と言われると全然そういうわけにはいかなくて、そこは反省すべき点だと思います。       
ですが、過去に自分がそう言われたこともあるので、できるだけ自分はやらないように、まずは自分に落ち度がなかったか疑うようにしています。       

 

Q5, 今後のビジョンや目標は? 

---これから会社をさらに良くしていくために、リーダーとして取り組みたいことはありますか?       

萬木:       
FIXERのカルチャーとして、「挑戦できる」「自主性がある」という反面、学んだことや挑戦したこと・得た知識やドキュメントがその人だけに蓄積されて、他のメンバーや次の世代に引き継がれていないので、そこはちゃんと資料化するなりしてわかりやすい形に整備していきたいと思っています。       

---なるほど。確かに日々開発業務をこなしていっていると振り返ることやまとめていくっていうのはちょっと後回しになってしまいがちですもんね。       
では、萬木さん個人の今後1〜2年のキャリア目標や、挑戦してみたいことはありますか?         

萬木:       
まだプロダクトマネジメントとしての経験が短いので、まずはしっかり経験を積んでいきたいですね。       
その上で、開発メンバーだけじゃなく、お客様と接しているカスタマーサクセスメンバーや営業担当とコミュニケーションを取って、GaiXerのプロダクトを更に良いものにしていく、どんどん売り上げをあげてGaiXerが生成AIプロダクトとして世界一だ!というところを目指したいですね。       
スキルとしては開発をメインに培ってきてはいるので、マネジメントをする上で営業目線やビジネス面での経験が積めるように頑張りたいです。       

---なるほど!開発して終わりではなくその先のお客様をより意識した、これまでの萬木さんの経験がより生きてくるマネジメントができそうですね!       

それでは最後に社内の仲間へメッセージをお願いします!       

萬木:       
開発の先にはお客様がいるので「失敗しちゃいけない」「ミスしちゃいけない」という気持ちはどうしてもあるし、それはあって然るべきだと思います。       
けど、失敗を恐れるあまり挑戦心を忘れてしまうことはないようにしてほしいです。その失敗をカバーする先輩/上長がいるので。       

チャレンジ精神を忘れずにお客様の課題を解決できるもの、満足してもらえるものを考えて、それに向かってどんどんチャレンジしてください。       

失敗したら失敗したで、その経験を自分の今後に生かす、後輩に同じ失敗をしないように共有する、ということをしてFIXER全体の会社としての質を上げていきましょう!       

---めちゃめちゃいいメッセージ👏       

萬木:       
照;;       
チャレンジしないということは何も変化しないことだと思います。       
そうなってしまうと会社もプロダクトも魅力を失ってしまうので、恐れずにどんどん挑戦して進化して行かないといけないなと思いますね。       

---確かに~~😳これは開発に限らずどの職種にも言えることですね。FIXERが常にチャレンジする、チャレンジを応援するその本質は今をもっとよくできるように「変化」を起こしていこう!ということですね👏👏👏

おわりに

経験や学びを共有し、次の挑戦者へバトンを渡していくその真っ只中にいる萬木さんの“失敗を恐れる前に行動を”というメッセージは、皆さんの背中を強く押してくれる言葉でしたね。       

改めまして、インタビューにご協力くださった萬木さん、ありがとうございました!                       

そして、次回は萬木さんと同じチームで技術面のリーダーを務める “FIXER最強のエンジニア”?!にインタビュー予定です!!     
こちらもお楽しみに!!        

===============           

萬木さんが開発を担当している生成AIサービス“GaiXer”                 
https://www.gaixer.com/            

===============           

===============                 

💡これまでのはたらくひと図鑑のインタビュー記事はこちら💡                         
【FIXER はたらくひと図鑑 】           

===============           

最後まで読んでいただきありがとうございました😊             

※このインタビュー記事は2025年8月時点の情報となります。